クセがすごい!
こんばんは、鹿児島県伊佐市のスイーツショップ
新富大生堂、三代目
トミーこと
新富哲郎です。
試作をずっと続けていたコレ
実は、大口酒造さんから「黒伊佐錦」を使ったお菓子はできませんか?
というオファーをいただいてやっていたものでした。
ロゴマークのOの字も意識して画像のような形にしてたりする
(ドーナツ形でも良かったんですけども、サイズ感などもありコレに)
バレンタインの時期はボンボンショコラに黒伊佐を入れたりとしていましたが
狙うは通年販売&お土産となるお菓子
最初は黒伊佐にレーズンをつけ込み、味をしっかり含ませたものを
焼き饅頭に忍ばせて製品化を予定していましたが
作って数日は美味しいのですけれども
日数が経つとレーズンの水分が滲みでて、生地がベタつく
焼酎の香りも飛んでしまうといった具合で
全く上手く行かず
とにかく黒伊佐の風味が感じられるお菓子
ということで、素材を変えたり
焼き方を変えたり
生地自体見直したりと、かなりな迷走を繰り返しておりましたが
どうにか着地点が見えそうです!
いや〜、マジで長かったよ
で、ですね
実はこの黒伊佐のお菓子、
裏にキーワードが隠されているのです
そ・れ・は
3つの再生
1つ目はですね
開発中、焼酎の出荷量が全国で2位と落ちている事を知ったのです。
なので、このお菓子が色々なところでたべてもらうことで
黒伊佐を知らなかった人も興味を持ってもらったり
ひいては、県内の違う地域でも
お菓子屋さんと酒蔵が手を取り合い
お菓子を開発することで、
製造による焼酎の消費と、認知される事に寄って
焼酎自体の購買に繫がり消費されると
再生に繫がるのではなかろうかと思っているのです。
2つ目は
昨今の黒麹ブームは黒伊佐錦の登場によって始まりました。
黒麹が改めて認知され、ブームになったと言うのは
1987年、廃れていた黒麹を使っての焼酎作りにチャレンジによって
黒伊佐錦が生まれ、再生に至ったといっても過言ではないと思います。
3つ目は
焼酎を作る上で高栄養価でありながら
クエン酸を含むため酸味とクセが強く、食品としては扱いにくい
「さつまいも発酵エキス」を乳製品と合わせると
酸味とクセが抑えられることを発見
食物繊維を豊富に含む食材として再生させました!
で、ですねこの「さつまいも発酵エキス」を使ってはどうだろう?
というアイデアは新潟のコンサルタント
高橋憲示さんのアドバイスによるものですが
なにしろ
そのまま扱ってみると